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さまざまなウェブメディアや

『anan』『婦人画報』などの人気雑誌で執筆する他、

ご自身のBLOG『京都くらしの編集室』で京都ライフを発信している

京都在住フリーライター・江角悠子さん。

彼女ならではの視点で

京都のおつけもん屋さんを訪ね歩きます。

お店の個性やオススメの逸品、

ありきたりじゃない京のおつけもんが揃っています。

​ツウな情報をお楽しみください!

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京都ライター江角悠子の

京都おつけもん探訪記

Kyoto Otsukemon Exploration

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Part.2

京つけもの川久 北尾商店

Kyo-tsukemono Kawakyu Kitao Shoten

 京都水族館や京都市中央卸売場からもほど近い、葛野大路七条にあるのが「京つけもの川久 北尾商店」です。お店は昭和2年に創業。「以来、家族経営を続け、大量生産・大量消費とは一番遠いところにいます」と話すのは、3代目となる北尾康幸さん。

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店頭で販売するほか、百貨店などの催事で出店することも多い。

 北尾さんが、漬物作りで一番大切にしているのは、野菜の旬です。「うちの千枚漬に使っているのは、亀岡の篠というエリアで収穫される聖護院かぶらです。篠は冬場にしっかり寒く、霜が降りるので、かぶらにぎゅっと甘味が凝縮されて、おいしくなるんですよ」。野菜が本当に甘くなる時期まで待って待って、仕込みを行うため、千枚漬を仕込める期間は11月末〜1月初頭までと、2ヶ月足らず。一般的に千枚漬が出回る時期よりも扱える期間が短くなってしまうけれど、それでも「おいしい野菜が入荷できる時期に仕込みをして、ベストな野菜が収穫できる時期が過ぎてしまったら、おしまいです」と言い切ります。

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2018年の秋に、マレーシアへ出店したときの様子。

 ただ北尾さんは、大量生産はできない代わりに、「小ロットで、いろいろな商品がつくれるのが、個人商店の強み」と話します。その強みを生かして、変わり種の漬物「はりはり漬の抹茶味」を作ってみたり、独自の技術で漬物を乾燥させた「ドライ漬物」を作ったりと、新発想の漬物を続々と発表。特にドライ漬物は、日もちするので海外へのお土産にも最適! …ということで、2013年からは海外にも目を向け、台湾や香港などアジアでの催事にも力を入れています。なんとドライ漬物は、ロンドンのジャパンセンターにも置いてもらっているのだとか。

 また夫婦揃ってお酒好きということで、北尾さんは「利き酒師」の資格を、奥様は「ワインエキスパート」の資格を取得。お店に行けば、漬物と日本酒、漬物とワインのおいしいマリアージュも提案してもらえます。ちなみに、秋のおすすめは「日の菜漬け+赤ワイン」だそう。ご飯のお供はもちろん、お酒のアテ探しにも寄りたくなるお店でした!

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イチオシ商品

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ドライつけもの  1袋(20g入り)324円

漬けもの入り和三盆  箱入り(5ケ)486円

大根と赤かぶの漬物を独自の技術で乾燥させた、ドライ漬物。口に入れると水分を含み、漬物感がよみがえる不思議な感覚が楽しめます。もう一つ新感覚漬物として紹介したいのが、嵯峨の「御菓子処 嵯峨嘉」とコラボした、漬物入りのスイーツ!ドライ漬物の小片が入っており、甘さとしょっぱさが絶妙。お茶会の和菓子としても人気だそう。

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京都ライターの

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京つけもの川久 北尾商店

京都府京都市右京区西京極中町43

TEL:075-313-0151

営業時間:8:00~19:00

日・祝日 休み

http://kawakyu.gourmet.coocan.jp/

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