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さまざまなウェブメディアや

『anan』『婦人画報』などの人気雑誌で執筆する他、

ご自身のBLOG『京都くらしの編集室』で京都ライフを発信している

京都在住フリーライター・江角悠子さん。

彼女ならではの視点で

京都のおつけもん屋さんを訪ね歩きます。

お店の個性やオススメの逸品、

ありきたりじゃない京のおつけもんが揃っています。

​ツウな情報をお楽しみください!

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京都ライター江角悠子の

京都おつけもん探訪記

Kyoto Otsukemon Exploration

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Part.8

京つけもの 西利

Kyotsukemono Nishiri

 京都市内のみならず、東京をはじめ、北海道や九州など、各地に店舗を展開している「京つけもの 西利」。本店があるのは、西本願寺の真ん前、京都駅からは徒歩8分ほどのところです。2020年でちょうど創業80周年を迎える同店。4代目の平井誠一さんは「創業年数から考えると、老舗の多い漬物業界において、西利は中堅どころともいえるのかもしれません」と話します。

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観光バスも停まり、いつも大勢の観光客でにぎわう本店。2階では、旬の京漬物とワインやお茶を無料で頼めしる「京漬物パーティー」も開催!(3日前までに要予約)

 京都の観光名所に漬物店があるのは、今やすっかり当たり前との光景となっていますが、これを真っ先に始めたのは、実は西利でした。1975年、祇園に直営店を出店。卸売りや小売りがメインだった漬物業界に置いて、直営の専門店を持つことは当時まだ珍しく、しかも祇園という立地に、まわりにはずいぶん驚かれたそう。「さらに転機となったのは1985年。低塩度で、野菜本来の旨味を引き出した“京のあっさり漬”を発売したところ、これが爆発的ヒットとなりました」と平井さん

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京漬物をバイキングで楽しめる「味わい処」風土食品祇園西店。

 さらにその昔、漬物は食卓に欠かせない食べ物ではあったけれど、贈り物にはふさわしくない、庶民の食べ物という認識だったというお話もありました。漬物といえば、京都ブランドの一つ、京の手土産にも欠かせないという印象ですが、漬物にそんな時代があったとは驚きです。

 

早くから農家と契約して野菜を直接仕入れたり、漬物の楽しみ方を提案するレストランを運営したり、「すでにあった漬物店の背中を追いかけていく、そんな立ち位置だったからこそ、伝統を大切にしつつ、新しいことにも積極的に取り組み、チャレンジしてきました」。そして近年は、京の伝統漬物・すぐきから発見された特別な乳酸菌「ラブレ菌」を使用した健康漬物づくり、「発酵」を活かした食品づくりも。「伝統的な漬物を守り伝えていくことはもちろん、現代のライフスタイルに合った食の提案もしていきたいと思います」という平井さんの言葉通り、2018年10月には、西京漬やお弁当、総菜を販売する「酵房西利」を京都駅構内にオープン! これからも続く西利のチャレンジに目が離せません

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イチオシ商品

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京漬物寿司 8貫入り

864円(税込)

 西利の漬物料理が楽しめるレストラン・京漬物「味わい処」は京漬物の食べ方の提案をしているお食事処で、「京漬物寿司」が人気です。

 大好評のメニュー。それをテイクアウトできるようにしたのが、こちら。千枚漬けや山芋、しば漬けなど、ネタとなる漬物は、季節によって変わります。見た目の可愛らしさにも心魅かれたのですが、一口食べてそのおいしさにびっくり。漬物の食感、シャリの砂糖の甘味と酢の酸味もほどよく、三位一体、何とも言えないおいしさなのです! 5貫入りもありますが、あっさりとしていて、いくらでも食べられてしまうので、断然8貫入りをオススメ!行楽や旅のお供にぜひ。

ライター江角の

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京つけもの 西利

京都市下京区西中筋通七条上る菱屋町150-1

TEL:075-361-8181

営業時間:8:30〜19:00

無休

https://www.nishiri.co.jp/

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